まずは少額で練習しよう
パソコンで作業をするのであれば、参考書を見ながらやればできます。
単純作業の仕事であればマニュアルを見ながらやればそのとおりの結果が出せます。
しかしFXの場合はそうはいきません。
為替に絶対はありません。
要人のちょっとした発言、各国の経済、プロトレーダーの戦略、数え切れない要素が為替を動かします。
熟練のトレーダーであってもすべて勝つことはできませんし、上級者でもちょっとした油断から口座をゼロにしてしまうことだってあります。
またFXには局面やトレーダーの性格、環境などによって向くロジック、向かないロジックがあります。
初心者が自分なりのスタイルを完全に確立するまではリアルマネーを動かすのは危険です。
まずはデモ口座で十分な練習を積みましょう。
ではデモ口座である程度うまくトレードが出来れば、すぐに資産を投入してガンガントレードしてもよいのかといえば、そんなことはありません。
デモ口座での練習は所詮練習。
本物のお金を使うプレッシャーは、練習で出来ていたことを出来なくします。
また、業者によってはデモ口座とリアル口座を別の環境で運用していることがあるため、デモ口座で出来ていたことがリアル口座でできないということも往々にして起こりえます。
そこでお勧めしたいのは、デモ口座で慣れたら、リアル口座に小額のお金を入れて小規模のトレードをすることです。
たとえば1万円だけ入れて、最小ロットで数ヶ月運用してみる。
日本の口座の場合、基本の最小ロットは0.01ロット、つまり1000通貨ですから1回のトレードで10銭負け続けたとしても数十回のトレードが出来ます。
海外口座であればさらにハイレバレッジなトレードができますから、数百円の証拠金で運用すれば、同じように負けても100回近くトレードが出来ます。
これならたとえ1万円使い果たしてしまっても授業料と思ってあきらめもつきますし、勝ったら勝ったで、そこから少しだけロットを上げて大きく儲けるための種銭がつくれます。